【深煎り】 タンザニア「イユラ組合」 200g

イユラ村は、1938年に宣教師によってコーヒー栽培が伝えられた、タンザニア南部ソングウェ州の伝統ある生産地です。1952年に発足したイユラAMCOSは、早くから精製設備を導入し、高品質な生豆を安定して生産・販売してきた組合です。このAMCOSの強みは、管理体制の整ったCPU（Central Pulping Unit＝水洗処理場）にあります。各工程やロット番号が常に確認できるシステムを採用し、区画ごとに整備されたフェンス内で精製を行うなど、徹底した品質管理が実践されています。近年増産傾向にあるタンザニア南部において、乾燥用のアフリカンベッドは不足しがちですが、ここではシートによる代用ではなく、ベッドの増設という極めて品質重視の取り組みを行っています。 収穫されたチェリーはCPUへ搬入され、同日夕方から夜通しでパルピングが行われます。比重選別によって4段階に分けられた後、天候に応じてドライファーメンテーションを24〜48時間行い、カナルでの水洗、8～12時間のソーキングを経て、ドライングテーブルで9～14日間かけて天日乾燥します。